「もし史実馬が参入するとしたら」
ifシリーズ第3回目です。

　前回読まれていない方は、素粒子郎の応援も込めて、是非ご一読、神ですねボタンを押していただけますとありがたい限りです。

このifシリーズは「今後、本当に新実装があるかも…」とこの読者が思ってくれるような馬を選んでいくつもりで、
◎なぜ新実装があると思ったか
◎キャラクター性・キャッチコピー
◎（育成ウマ娘として登場した場合の）育成目標、ストーリー構成など
あたりを記載していこうと思います。
ちなみに今回からキャッチコピーを追加しています。キャッチコピーというのは、ゲームのウマ娘のプロフィールに書いているアレです。よく分かっていない人に参考画像をば。

JRAのCM集を見ると本当にカッコいいキャッチコピーが我々の魂を揺さぶってくれますが、ウマ娘は全体的にキャッチ―でラブリーな感じなので笑、なるべくそれに沿った形で考えてみたいと思います。

馬名：エイジアンウインズ
父：フジキセキ
母：サクラサクⅡ
主な勝ち鞍：ヴィクトリアマイル

第3回は意外と盲点なんじゃないかと思っている、牝馬最強世代"最後の大物"エイジアンウインズです。

◎なぜ新実装があると思ったか
まずは以下の視点から話していきましょう。
①キャラクターとして成立する史実成績・エピソードはあるか
②他の登場キャラとの絡みがあるか
③馬主的にOKか
①は第1回（アドマイヤグルーヴ）、第2回（サクラスターオー）に比べると若干微妙な感じですが、
・最初は（体質が弱いため）ダートを使われていた
・そのせいもあり、3歳春は桜花賞・オークスをパス
・古馬になってから3連勝でヴィクトリアマイル制覇
・そのヴィクトリアマイルは断然人気でウマ娘にも登場するウオッカを破ってのものだった
このあたりを駆使すればキャラクター次第で十分シナリオは考えられると思われます。また、ウマ娘の第2のコンセプトとも言える「名馬のifを叶える物語」という点で見ても、ヴィクトリアマイル制覇後はマイルチャンピオンシップを目標にしていた（結局体勢が整わず出走できず）というのですから、if物語は構成しやすそうです。
②については、そもそも同じ世代のウマ娘がウオッカとダイワスカーレットしかいないという致命的な不利がある（前後で見てもカワカミプリンセスくらい）ものの、本馬に限って言えば父フジキセキが使えるというメリットが。
まあそのウオッカやダイワスカーレットに関しては、アニメでチームスピカに所属していたということもあり、トウカイテイオーと絡みがあったりしているので、その辺は多少目をつぶってもいいかもしれません。
③は時間が離れているので何となく分かりづらいですが、ウイニングチケットと同馬主なので問題ないでしょう。

◎キャラクター性・キャッチコピー
キャラクターを考える上で重要な点は2点。
・ウオッカ＆ダイワスカーレットのコンビの間に割って入っても違和感がない
・フジキセキとの絡みが成立する
特に前者が難所で、この2人はライバル関係としてまるっと完結している感じがあるので、ここに三角関係みたいな形を作りに行くのは得策ではないです。なので、実質キャラ的には二択と言って良いと思っています。つまり、
・ウオッカ＆ダイワスカーレットが両方ともツッコミに回るボケキャラ
・ウオッカ＆ダイワスカーレットが両方とも首をかしげるほど不思議系キャラ
のどちらか。で、フジキセキのキャラクター性、というかトレセン学園寮の寮長という設定を鑑みる限り、後者のキャラクターの方が絡みとして自然に収まりそうな気がします。
不思議系キャラと言っても何種類かあるんですが、筆者がイメージしているのは「普段ボーっとしているが、言動は物事の核心を突いている」タイプ。一番分かりやすいところだとクレヨンしんちゃんのボーちゃんあたりでしょうかね笑
ただ、割合としては「ボーっと9割、本気1割」くらい。言動も、鋭い発言を不意にするというよりかは、ふわふわ発言した内容が実は物事の的を射ている（本人は気づいていない）という感じを想像しています。
不思議系のキャラクターだとマンハッタンカフェ、ボーっと？しているように見えて実は切れ者キャラクターだとセイウンスカイがいますが、上記のキャラクター性だとその間隙を上手く縫っているのではないでしょうか。

キャッチコピーは「風になりたい。言動鋭い不思議ちゃん」

◎（育成ウマ娘として登場した場合の）育成目標、ストーリー構成など
考えられる育成目標は以下の通り。
①メイクデビューに出走(デビュー)
②ファンを3000人集める
③ユニコーンSで5着以内
④ターコイズSで3着以内
⑤阪神ウマ娘ステークスで2着以内
⑥ヴィクトリアマイルで3着以内
⑦安田記念で2着以内
⑧毎日王冠で1着
⑨マイルチャンピオンシップで1着
正直ここを考えるのが一番しんどかった。
エイジアンウインズは史実だと重賞レースの出走は阪神牝馬Sとヴィクトリアマイルの僅か2回のみ。つまりそれ以外はif展開でシナリオを考える必要があります。
最初は脚元の関係からダートを使われていたという史実通り、まずはダートで活躍することを目指すという意味で、ユニコーンSを目標に。次にGIII→GII→GIへと駒を進めていくという流れを作るため、④にターコイズSを挟みました。ターコイズSを選んだ理由について、もしかしたら勘の鋭い方ならお気づきかもしれませんが、上記の育成目標は一貫して（ウマ娘で言うところの）マイル距離しか出していません。当然、クラシックはパスすると決めている状態なので、「秋華賞以降～阪神ウマ娘ステークスまでの間にある、（牝馬限定）GIIIで、距離がマイル」となると、番組上ターコイズSか中山牝馬Sくらいしか残りません。もし中山牝馬Sを目標にしてしまうと、ユニコーンS→中山牝馬Sまでの間隔が物凄いことになってしまうのと、クラシック級に出走するレースが実質ユニコーンSだけという何とももの寂しいローテーションになってしまうので、ターコイズSを選択した、というプロセスです。
また、⑧毎日王冠の部分も、天皇賞秋1着ローテを一瞬考えた（ウオッカVSダイワスカーレットの間に割り込む）のですが、史実で1600mより長い距離を走ったことのない馬が中距離適性B以上あるのはさすがにおかしい、という判断で毎日王冠にしました。毎日王冠も1800mなので実際は走ったことない距離なのですが、ウマ娘では1800mはマイルという扱いになるため、ギリギリセーフという形を取っています。
ストーリー構成としては、基本はボーっとしているエイジアンウインズをトレーナーが導きつつ、先に活躍していた同世代のウオッカ（やダイワスカーレット）に追いつき、追い越していくという流れが良さそうです。

早くも第3回目となりましたが、いかがでしょうか。
ちなみに第2回目を終えた時点でPV数が全然伸びずモチベをだいぶ失っていた素粒子郎ですが、某競馬バーイベントにて意外にも好評だったことが分かり、少しだけモチベが回復しております笑

ちなみにエイジアンウインズを選んだもう1つの理由ですが、単純にヴィクトリアマイルのフジ実況が好きだったから。一度でいいから見てほしいです（もはやこれが一番の理由まである）。特にゴール後のフレーズがお気に入りです。