名人戦春のGIシーズンと並行して、教えて！競馬民では5/1から下記のイベントが開催されております。

https://www.oshiete-keibamin.com/contents/VuVNT6bmijcwjMXF
（上に埋め込みURLを置いているんですが、スマホだとなぜか出てこないので直リンクも貼っておきます）

せっかくお世話になっているサイトで開かれているイベントなので何かしら記事を投稿したいとは思いつつ、最初に思いついたのが「ウマ娘というコンテンツがいかにサイバーエージェントにとって最強の切り札であるか」という、コンテンツの魅力というより"投資家目線で見た？ウマ娘のコンテンツ優位性"で、いったん書き始めたものの、「さすがに何か違う」となり断念。

攻略記事やウマ娘の内容的な魅力（キャラ・ストーリー・MVなど）についてはすでにウマ娘のオタクたちがここぞとばかりに自身のブログやnoteに書きなぐっていますし、今更自分がここで書いても…という気持ちも拭えません。

ということで、教えて！競馬民の主目的は「予想系プラットフォーム」だと認識しているので、それに則りウマ娘の今後を"予想"することにしようと思います。
とはいっても、私自身ウマ娘のプレイは中堅レベル程度（現在チームレベルはA1）なのと、せっかく「競馬→ウマ娘」という逆ルートでのコンテンツ参入なので、競馬の知識として世のオタクたちに勝る部分をうまく活用したいもの。
辿り着いた答えは
「もし史実馬が参入するとしたら」
というifシリーズです。競馬の知識がないと、GI競走優勝馬から探すと言っても、グレード制導入以降の有史はもう今年で35年にもなりますし、ウマ娘の中にはツインターボやマチカネタンホイザ、ナイスネイチャなどを筆頭に「GIを勝っていない馬」たちもウマ娘として実装されているので、結構困難な作業になると思われます。
ifシリーズは「今後、本当に新実装があるかも…」とこの読者が思ってくれるような馬を選んでいくつもりで、
◎なぜ新実装があると思ったか
◎キャラクター性
◎（育成ウマ娘として登場した場合の）育成目標、ストーリー構成など
あたりを記載していこうと思います。

競馬しか知らない人はウマ娘に興味を持ってもらい、
ウマ娘しか知らない人は史実馬の動画をご覧になっていただき、
両方知っている人は「あー確かにそれありそう！」と思っていただければ幸いです。

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馬名：アドマイヤグルーヴ
父：サンデーサイレンス
母：エアグルーヴ
主な勝ち鞍：エリザベス女王杯（2回）

映えある第1回はアドマイヤグルーヴにしました。

◎なぜ新実装があると思ったか
まず、実装可能かどうかについては特に以下の3点が重要だと思っています。
①キャラクターとして成立する史実成績・エピソードはあるか
②他の登場キャラとの絡みがあるか
③馬主的にOKか
まず①ですが、これは全く問題ないと言っていいでしょう。
エリザベス女王杯2連覇という実績に加え、ダイナカール - エアグルーヴと続く名牝系ですし、既にエアグルーヴはウマ娘に登場しており、ストーリーの中でも母（ダイナカール）の話に触れています。残念ながら兼ねあわせの関係で母娘での登場はウマ娘上ではまだありません（父子はシンボリルドルフ - トウカイテイオー、父娘はアグネスタキオン - ダイワスカーレット、キングヘイロー - カワカミプリンセスが該当）が、そもそも母娘とも名馬、という数自体が少ないため、そこは情状酌量の余地があるでしょう。
また、アドマイヤグルーヴはそれだけでなく、「良血の子でめちゃくちゃ人気しながらクラシックは全敗」「エリザベス女王杯でそのクラシックの雪辱を果たす勝利」「牡馬とのレースでは実力を全く発揮できず」とエピソードも豊富です。
②についても、上で触れた通りエアグルーヴとの絡みは確実にありそうです。実際上記にて触れた父子関係の3組はいずれもストーリー（メイン・サブに関わらず）において絡みがあることが確認されています。
ライバル関係にあったと言える（当時そう呼ばれていたかは何とも微妙ですが）スティルインラヴがノースヒルズ系列で馬主NGなのが痛いですが、物語進行においてはその関係性だけごそっと抜いてクラシック全敗でも何ら問題はありません。アドマイヤグルーヴが現役だった2002-2005の年代において、先行して登場していて、かつ活躍の時期が被っているウマ娘はスイープトウショウ（2003-2007）、ゼンノロブロイ（2003-2005）、ファインモーション（2001-2004）とかなり少ないのですが、スイープトウショウ・ゼンノロブロイは直接対決の経歴がありますし、ファインモーションも前年エリザベス女王杯優勝馬と当年エリザベス女王杯優勝馬と拡大すれば絡めることも可能です（トウカイテイオーとミホノブルボンは史実上で直接対決の経歴はないが、2年連続無敗の二冠馬という建付けでストーリー上の絡みがある）。
最後の③ですが、これは「アドマイヤベガが出ているので全く問題ないのでは？」という意見がありそうですが、ここが自分としては一番懸念している点なんですよね…。
確かに同じ馬主＝故近藤利一氏が所有していたアドマイヤベガがウマ娘に登場しているので問題ないように見えますが、アドマイヤグルーヴは牝馬なので繁殖牝馬としてノーザンファームにて繫養されていました。これで産駒もずっと同氏の所有であればいいんですが、残した産駒のうちボージェストとドゥラメンテはノーザン系のクラブ馬。所有権がノーザンFに渡っている可能性があるため、許可の取る先がノーザンF→NGということもありそうです（このあたりの権利関係はよく分かっていないのでむしろ教えていただけるとありがたいです）。深読みのし過ぎであればいいんですが。

◎キャラクター性
当然この予想が一番難しいんですが、可能性としては
サトノダイヤモンド的なお嬢様系
を考えています。ただし、そのままだとサトノダイヤモンドと被ってしまってキャラが立たないので、「牡馬とのレースでは実力を全く発揮できず」というエピソードを上手く活用したいと思います。
つまり、性格の二面性を持たせて、「基本的に周りに対しては猫を被ってお嬢様を演じるが、トレーナー（とスイープトウショウ）にだけ攻撃的な性格になる」というものです。これだとどのウマ娘ともキャラは被っていないし、後述する育成目標と連なるシナリオ作成もかなりイメージできるのではないかと思います。

◎（育成ウマ娘として登場した場合の）育成目標、ストーリー構成など
育成目標は以下の通りが妥当じゃないでしょうか。
①メイクデビューに出走(デビュー)
②若葉Sで3着以内
③桜花賞で5着以内
④オークスで5着以内
⑤秋華賞で3着以内
⑥エリザベス女王杯で3着以内
⑦大阪杯で3着以内
⑧天皇賞秋で1着
⑨（エリザベス女王杯で1着）
シニア級でのエリザベス女王杯を（）書きにしたのは、後述するストーリー展開で多少矛盾が生じるからというものです。
そのストーリーのイメージとしては以下のようなものを考えてみました。
　「若葉S好走で一躍ティアラ路線で名乗りを上げる」
→「ティアラ路線では惜敗続き」（原因は二面性の性格で自分を出し切れていない？）
→「エリザベス女王杯でスイープトウショウとの関係が出てきて、魔法使いを一直線に目指して自分の巣を隠さないスイープトウショウに嫉妬と羨望のまなざし」
→「大阪杯では変わらず八方美人な姿を見せてしまうも、自分の素を出していくきっかけを掴んでいく」
→「天皇賞秋で自分を全てさらけ出し、勝利を掴んで『牡馬混合GIで勝利する』というif物語を達成する」
⑧までの流れが割と綺麗に思えるので、⑨が果たして必要か、という感じですね。史実をあくまでリスペクトするのであれば、エリザベス女王杯2連覇の偉業は組み込みたいところですが…。
また、史実をリスペクトするという路線であれば、ラストランの阪神牝馬Sはオーナーの近藤利一氏いわく「アドマイヤベガがダービーを勝った時よりうれしかった」とのことですから、その話が組み込まれる可能性もあり得ます。ただし、当時施行されていた阪神牝馬Sは実際の競馬でもウマ娘のゲーム内でも4月前半開催、12月後半開催には似たような名前で阪神Cがありますが、距離が1400mで、これはウマ娘のゲーム上短距離に分類されるので、恐らく距離適性的に相当厳しそうな感じ。有馬記念でもウマ娘のゲーム上長距離に分類されるので同様の問題が発生します。

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第1回目、いかがでしたでしょうか。

ちなみに新規ウマ娘ですが、もし本当にあるとした場合、可能性としては8/28,29に開催されるリアルライブにて発表が一番綺麗な感じがしますね。他の既出のウマ娘を差し置いて出る形になってしまうのでそもそもの確率的にはそこまで高くはない気もしますが、サイバーエージェントは直近の決算発表時にも「ウマ娘をロングランヒットにする」と明言している（まあ当たり前っちゃ当たり前ですが）ので、ユーザーが離れないように新しいキャラクターを投入するというのは、戦略上理にかなった行動だと思います。

早ければ来週には第2回目を寄稿したいと思います。
やはりこういう想像なら無限に捗りますね笑