天皇賞春は上位人気が強く、あまり、妙味は…

他の対象レースについても考察した。

東京10レース　1,2,8,13,16

8,13,16が打点は横一線も、13,16ともに上昇余地が大きい。2は現時点では打点やや劣るも楽勝続きで消すのは乱暴。穴で面白いのがサトノエピック。素質は3歳時に証明済みで、今回は調教の充実が著しい。一変あるならここ。

京都10レース　4,7,9,12

能力はミルテンベルクが抜けている。長欠明けで調教も心許ない印象だが、鞍上見るに走れる体制にはありそう。ミスがなければ相手もレーンで良いはず。あとは1400芝で異常に強い内容だったヤマニンとゲートさえ出れれば素質はあるバンドシェルで突破させて欲しい。

新潟11 2,3,5,6,10

能力はこの5頭。パラシュラーマが舐められているが、揉まれ弱くこの枠は不安。鞍上も理解しているので、上手く乗れれば勝って全く不思議なし

東京11 7,11,12

レイニングは半信半疑。クラウディアイのホープフル5着はこのメンバーなら大威張り出来る。底を見せていないのはレディネスくらい。

京都11 5,6,13

人気所だが、今年は上が強い。

◎ジャスティンパレス

○サンライズアース

毎年トップグループが集まるドバイ、大阪杯と比べてどうしても空き巣感の出てしまう春の天皇賞だが、現役屈指のステイヤーが集まった。素人ながら、血統も交えながら本命馬について語りたい。

本命はジャスティンパレス

この馬の特徴は、ディープインパクト産駒にしては珍しい長距離特化型の適性にある。中距離G1で勝ち負けが決した後に後方から3-5着あたりに差し込んでくるレースが続いている当馬だが、シンプルに距離が足りないと考えている。過去のパフォーマンスを見ても、2022年の神戸新聞杯→菊花賞、2023年の天皇賞春→宝塚、それ以降のパフォーマンスを見ても3000m級のレースで大きく打点を伸ばしている。

さらに血統を見ると、ダノングレーター、アイアンバローズとステイヤーの兄弟がズラリ。よく同じディープインパクト産駒のフィエールマンと比べられるが、フィエールマンは長距離をこなす中距離馬なのに対して、こちらはステイヤーが仕方なく中距離G1を走っているという違いがある。

近走の馬柱はやや汚いが、衰えは全くない。おそらく、種牡馬価値を考えてなんとか中距離G1を取らせようと陣営が試行錯誤したが難しく、諦めてここを取りに来たのだろう。2年前の85を出せれば間違いなく勝ち負けになる。久々のベスト舞台で翼を広げる姿を見せて欲しい。

相手は前走の指数秀抜のサンライズアースを。

前走は逃げでの圧勝でフロック視されやすいが、途中でまくりにあった上での圧勝で、賭け値なし。乗り方に注文はつきそうだが、単騎逃げが叶いそうなメンバー構成で能力が出せる舞台設定は整っている。斤量が2kg増えるのは鍵だが、まだまだ余力もありそうで。

是非ともジャスティンパレスとの叩き合いを演じてほしい。

人気のヘデントールは前走大楽勝も、現時点で指数は足りない。酷い競馬でのものとは言え、菊花賞の打点も物足りない。１番人気濃厚なここはご遠慮願いたい。