さて、今年の葵Sは騎手の移動制限があり乗り替わりが多く、また一流の騎手の皆様はいないレースとなります。

まずは葵Sの過去5年のラップタイムとその平均をグラフ化しました。

大体全ての年度で同じようなタイムラップになる、と言うのが正直な感想。1本外れてる2017は不良で行われているので平均ラップはそれを除いた4年で算出しています。

テンが早くどんどんラップタイムが落ちていくのが大体の流れ。特に重賞に上がった過去二年はその傾向が強いです。とはいえどの年も前3Fと後3Fのタイムがほぼ同じなので、前が逃げ切れるよりも後ろが差せる可能性があることを考慮したい。

続けて主な参考レースのタイムラップを1200も1400もレース全体を100％としてラップタイムに換算したものがこちら。

ラップの速さは葵Sが抜けているのでどの組からもタフなレースになることが予想できます。

ラップタイムの形状としてはカンナSとマーガレットS組が似ているのでこの2レースで好走した馬は要注意。

そしてこのレースは1200がベストの馬が勝ち負けになる機会が多く、番組の都合上1200よりも長い距離を使ってきた馬が短縮して才能を再度発揮できる場面が多いです(昨年のアスターペガサスとか)。

今回出てくる出走馬で逃げ馬の多くはハイペースを逃げ切っていた。後3Fのペースが落ちるのでバテあいの格好から前にいた馬が有利になっていると考えられるでしょう。ここ2年の葵Sはだいたい前傾0.2なので後ろ3Fが大分早いことがわかると思います。

つまり何が言いたいか→逃げ馬は軽視して良い

今回は逃げ馬がばててそれを差せる後続の馬をチョイスする方がよさそう。

京都1200は内先行有利では？と思われるが、上級条件ではそうでもない。ティーハーフを始め京都スプリントで末脚を発揮する馬は多いし、直近の京都1200OPの鞍馬Sでも差し決着だった。

ということで本命に推したいのは◎アルムブラスト。カンナS組が評価できるのは上に述べたとおりで、この馬は1頭だけ次元の違う脚で差してきていた。リアルインパクト×サクラバクシンオーはいかにもスプリントだし、内枠から好位につけて差せそう。

二番手は○マイネルグリット。1200がベストの馬でここに戻ってくるのが一番のプラス。京都1200は国分優作なら得意だと信じたい。

三番手に▲サヴァイヴ。前走がハイペースではあるものの逃げ切りを許さずしっかり末脚を使った。同じ京都1200の舞台で勝ってるのが好印象。

次に△ケープゴッド。最内を引けたのが大きい。この馬もFレビューで期待したが1200がぎりぎりそうな雰囲気が合った。ここに戻ってくれば十分好走していいのでは。

それ以降の印を回す馬は追記できれば･･･。