太平洋戦争・第二次世界大戦終戦後に同盟国となった日本とアメリカの友好関係の一環として、ニューヨークジョッキークラブから優勝杯の贈呈を受け創設された当該レース。由来を意外と知らない人もいる。

GⅡとはいえ前年の日本ダービー馬が出走するのはかなり異例。しかも有馬記念からの参戦。これの「意図」は勝ち負け以前の違う所にある。

何故、週中に安田翔があんな「釈明」をしたのか。

それは単純な話。菊花賞と前走の結果を踏まえ、馬主内部でノリを降ろしたい要望を出している側に対して安田翔も簡単に承諾はできず、でも頑なに断ると転厩等にも繋がってしまうので、どこで「妥協」するか模索していた所に早々にAJCC出走を表明して「先約」があったマテンロウレオの存在があった。

だからここに出走して馬主にも、ノリにもそれぞれ妥協として納得してもらい、戸崎になったというのが事の顛末である。

今回の出走は勝ち負けよりも「乗せ替えて走らせる」ことが第一目的なので、こういう実績馬は大概あんまりいい事にならないので買うにしても軸にはしがたい存在。今回のダノンデサイルはそんな評価。