昨年は丸1年ビッシリ馬券勝負して以下の通り最終的な回収率が99%、マイナス額は▲337,860円(諸経費込まず)という結果でした。
「教えて競馬民の予想を活用して年間回収率120%以上を目指す」とTwitterの自己紹介文に書いているわけですが達成できず無念です。

案外僕の馬券収支は見られているようで、「教えて競馬民のサイト管理人が黒字フィニッシュできなかったから投稿されているコンテンツも大したことない」という書き込みなどもつい数日前に確認してしまい、優秀な投稿者さまのためにも2021年こそは黒字必達といきたいところ。
そこで昨年1年間勝負し続けることで発見できた問題点と、2021年の買い方戦術について述べていきたいと思います。

[感じた問題点]
1. 投票オッズと確定オッズの変化が激しすぎる
2. 多券種勝負可能なレース数は多くない
3. 馬券購入環境の変化(個人的な話ですが)

1～3について詳しく述べていきます。

1. 投票オッズと確定オッズの変化が激しすぎる

2020年は新型コロナウイルスの影響で今まで以上に在宅競馬が浸透しました。
また、SNSを活用する競馬予想者が上手だということも周知され、その予想者複数が本命にする馬は確定直前に急激に売れる傾向が。
これは、SNSで競馬予想を披露する者・予想を拾う者ともにいわゆるガチ馬券プレイヤーで、直前まで期待値を判定したいからか締切直前に馬券を購入するため、締切直前より前：過剰に不人気→締切直前：過剰人気という二倍の長さでオッズが変動します。

そのため、特に合成オッズを形成して払戻額を固定する場合において、想定より回収額が少なくなるケースが多発します。
この回収額減が収支に与える影響は非常に大きいです。単にオッズが下がるだけという問題ではなく、数少ない配当を得られるチャンスでその確定配当が少ないという結末になってしまうわけですから。

これは11/15に◎スマートダンディー単勝を的中した時のグチですが、単勝9倍と思って8,800円購入したところ確定オッズが6.1倍となり払戻しが54,000円弱になってしまいました。単勝6.1倍ならおそらく12,000円買っていたことでしょう。

2. 多券種勝負可能なレース数は多くない

秋口に参加レース数を絞ることに意味はあるのか(自信度と的中の関係)というコンテンツをUPしてかなり多くの方にご覧いただきました。
こちらに書いたとおり僕の馬券収支も改善されて強い手応えを感じ秋冬の競馬に臨んだのですが、馬券を買い続けている中で1つの問題点にぶつかりました。

それは、「本命馬・穴馬ともに自信を持って勝負できるレース数はすごく少ない」ということです。
1日の全レースの25%程度あれば良い方ではないでしょうか。それがゆえに10月以降馬券購入金額が顕著に減り始めてしまいました。
仮に回収率100%以上をコンスタントに叩き出せる能力があるとすれば馬券購入額が減るのは損なので、この勝負可能レース数が少ないというのも問題です。

3. 馬券購入環境の変化(個人的な話ですが)

最後は個人的なお話ですが、昨年秋に子供が生まれてリアルタイムに競馬を見れる機会が減りました。
また、前日夜 or 当日朝に馬券をまとめ買いするにしても、馬券の組み立てが複雑であればあるほど地味に時間が取られて大変です。
さらに合成オッズ・払戻額固定の買い方だと前日夜・当日朝の馬券購入は直前購入以上に払戻し額のブレが発生します。

このような問題点を把握した後、2021年の買い方戦術として以下を考えました。
メインテーマはズバリ 単勝=勝ち馬を当てる、です。

[2021年の買い方戦術]
1. 単勝勝負・重ね買い馬券は3連単
2. 買い方は均等買い
3. 単勝オッズ別の発生率を理解し、1日の参加率を50%とする

単勝勝負にすることで、とにかく勝ち馬を考えることに集中すれば良いため、予想時間を短縮することができます。
例えば、ソラを使いまくるなど個性の観点で2着が多い馬や、零細個人馬主の高齢馬、年間勝利数が少なすぎる騎手の馬などは消しやすくなります。

また、基本的にほぼ全馬券プレイヤーは長期的にみれば単勝回収率 > 複勝回収率になるため、馬券で勝利しやすくなると言えると思います。
(複利的に考えるとまた別かもしれないが、そもそも複利で安定して勝ち続けるのも難しい)

さらに、買い方を合成オッズ・払戻し固定から均等買いに変更することで、直前のオッズ低下の悪影響を減らすことができます。
(もちろんオッズが下がること自体は変わらないが、そもそも想定払戻額という概念がなくなるため、悪影響は相対的に少ない)

馬券の購入時間も、単勝と3連単30点程度の均等であれば、合成と比較して個人的な肌感覚では1/5程度の時間で済みます。
これなら最悪子供をあやしながらJRA-VANなどでも買えそうです(笑)

また、参加率ですが、以下のデータをご覧いただくと分かる通り、単勝5倍以上で決着するレースが全体の50%強ありますので、この辺りに照準を合わせていけばレース参加率も50%は確保できそうです。逆に言えば、50%は人気馬が勝つので、無理に参加する必要はありません。

(図)：2016年～2020年の計5年間の単勝オッズ別1着数

こんな感じで、2021年は単勝至上主義で馬券勝負していきます。

1レースの予算がだいたい15,000円～ですので、1日30Rの50%=15R購入で225,000円、これを開催8日で180万円、13開催で2,340万円です。
勝負掛かったレースはもう少し買っているので年間2,500万円は馬券購入できる見込み。年間回収率120%超で500万利益を出すぞ！！

なお今日1/18現在で3週間のレースを購入してきましたが、現在少々赤字収支なものの全体的な手応えは上々です。
今後の状況は日々のツイッター、および節目でまた記事を書いていきますのでご期待ください！それでは。