幸英明騎手は日本中央競馬会（JRA）に所属する騎手である。1994年に騎手免許を取得し中央競馬の騎手となる。2003年にはスティルインラブに騎乗し桜花賞・優駿牝馬（オークス）・秋華賞の牝馬三冠で勝利を挙げた。また2009年には、JRA史上初となる年間騎乗回数1,000回を達成した。 (Wikipediaより引用)

私が狙いたいと考える中穴の馬には彼が騎乗していることが多い。そして、我々素人には到底理解の出来ない騎乗をして馬券を紙屑にしてくれる。

そんな彼に対して、負の感情を抱きたくないので彼の取扱説明書を作る。
あくまで身内向けであるため、拙い文章ですが、ご容赦ください。

はじめに同騎手は94年にデビューしているが、そこまで遡り成績を見てみるのはあまり役に立たないと考えている。
何故かというと騎手の立場は年々目まぐるしく変わっているからだ。
そこで、今回は過去2年(20年1/1～)より得意・苦手条件を考えていく。

1.芝成績

・関東遠征の成績がかなり低調である。乗鞍が少ないため仕方ない部分もあるが関東遠征時にあまり信用したくはない。

コース別成績(5回以上の騎乗数があるコースで抽出)

・勝率順にソートしたが気付いたことがあり短距離成績が低調であった。
短距離で唯一成績が良い中京芝1200mは最後の直線が長いため単純な1200ｍのスプリント適性が求められないコースと
言えるかもしれない。

芝距離別成績(不得意な関東での成績は外して関西競馬場での成績とする)

・1200mは短く、2400ｍ～は距離が長く不得意である。同騎手の適距離は1400～2200mではないだろうか。

前走からの継続騎乗・乗り替わり成績(不得意な関東での成績は外して関西競馬場での成績とする)

・乗り替わり・継続騎乗ともに成績に偏りが無かった。

馬体重・枠別成績(不得意な関東での成績は外して関西競馬場での成績とする)

・馬体重には大きな偏りが無かったが、大型馬でも勝たせられていることは追える証拠。
・枠別成績は内枠での勝率が高く、逆に外枠に行くに連れて勝率が下がっていることが分かる。
同騎手の乗り馬が瞬発力に長けている馬が多くない為、内でロスなく立ち回るタイプでの勝ちが多いのかもしれない。

脚質別成績(不得意な関東での成績は外して関西競馬場での成績とする)

・上述した通り、末脚が活きるような馬には乗っていないのが脚質別成績に表れているかもしれない。

芝成績・厩舎別成績。(10回以上の騎乗回数で抽出)

・乗鞍が多く、成績を残している斉藤崇・西園厩舎の組み合わせは注目したい。
・数は少ないが田中克厩舎は成績が良く、これからも成績を伸ばしていきそう。
・乗鞍が多い中で、馬券内に入れていない厩舎は馬主の付き合い等で能力の足りていない馬に騎乗するケースが多いかも。

2.ダート成績

・抜けて成績の良いコースがないが、新潟ダート成績が良かった。

コース別成績(5回以上の騎乗数があるコースで抽出)

・短距離より中距離以上が成績が良かった。スタートの意識が強い騎手ではないため短距離は成績が伸びないだろう。
・中京ダートに関しても何も考えずに乗っているためか、外を回しても不都合のない1900mのみ成績が良い。

ダート距離別成績

・前述の通り、中距離での成績が高い。短距離は軽視して良さそう。

前走からの継続騎乗・乗り替わり成績

・継続騎乗時の成績が明らかに良い。継続騎乗で狙っていきたい。

馬体重・枠別成績

・大型馬での成績が良いことから、ダート中距離の大型馬は特注条件であるか。
・枠別成績は外枠での成績が高く、芝での成績とは真反対の結果であった。

脚質別成績・逃げ・先行の成績が良いことはもちろん、捲りでの成績が良かった。馬を動かす技術があるからこその結果。

ダート成績・厩舎別成績。(10回以上の騎乗回数で抽出)

・数は少ないが杉山佳厩舎は成績が良く、これからも成績を伸ばしていきそう。
・美浦厩舎とは組み合わせがかなり少なく、また成績がかなり低調であるため期待しない方が良い。